2分でわかるアメリカ

2012/03/13月曜は肉を食べない日


ロサンゼルスに住むイタリア出身の知人は奥さんもイタリア人。毎晩、何を食べているのか聞くと「週に6日はパスタ」だそうです。フィットチーネやペンネなど、さまざまなパスタを楽しんでいるそうです。それでは後1日は何を食べるのか。「ピザ」でした。

それでは、アメリカで生まれたアメリカ人は何を食べているのか。分厚いステーキやハンバーガーなど肉中心の食事を当然思い浮かべますが、食卓が大きく変わりはじめています。  

アメリカの「食」を管轄するUSDAは、アメリカ人の肉の消費量が劇的に減少すると予想しています。今年の肉の消費量は、5年前と比べて12%も減る見通しだそうです。

肉の消費の減少に大きな影響を与えているのが、「Meatless Monday」です。日本語に直訳すると「肉なしの月曜日」。つまり、肉を食べない日。ヘルシーな食を推奨するNPOがはじめた運動なのですが、じわり広がりはじめました。

特に、65歳以上の高齢者と30歳以下の若い層が、タンパク質を肉ではなく、他の食品から摂取する傾向が強まっていると専門家がUSAトゥデイに話しています。肉の消費が減る反面、豆腐などの大豆系食品、タマゴ、ピーナッツなどのナッツ類、魚、甲殻類などの消費量がいずれも増えているという統計があります。

「Meatless Monday」の運動には、グウィネス・パルトローさん、サイモン・カウエルさん、ケイト・モスさんらセレブも賛同しています。インタビューなどで、「月曜日は肉を食べていない」と発言しています。ベジタリアンというより、肉以外のものは何でも食べる、ヘルシーな食をとるという感じです。

「エコ」や「ヘルシー」をリードするカリフォルニアでは、ずっと前から豆腐や魚、野菜を中心に食べる人がいます。中西部などと比べて、「太り過ぎ」の人が少ないのには、こうした背景があると思われます。そのうち、Meatless Everyday(肉を毎日食べない)の運動に変わるかもしれません。

[March 12, 2012] No 0104981

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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