2分でわかるアメリカ

2012/02/17世界が震える


今月26日、映画の最高の栄誉を決めるアカデミー賞の授賞式がロサンゼルスで開催されます。ハリウッドがあり、メジャースタジオがロサンゼルスを本拠地としているためロサンゼルスで開催されるのは自然なことです。

先週末のグラミー賞の授賞式もロサンゼルスのステープルズ・センターで開かれました。ただ、映画業界と違って音楽業界は、大手音楽会社の多くがニューヨークに拠点を構えていますし、ジャズはニュー・オリンズ、カントリーはナッシュビルが中心です。

グラミー賞はかつて、ニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンやラジオ・シティ・ミュージック・ホールで開かれることが多く、シカゴで開催されたこともありました。しかし、2004年からロサンゼルスでの開催に固定化されました。ミュージシャンのほとんどがロサンゼルスに住んでいるからというのも理由の1つだと思いますが、大きな理由の1つに温暖な天候があると音楽業界の人が教えてくれました。「ニューヨークは寒すぎる」という訳です。

きょうのロサンゼルスは少し寒いのですが、それでも摂氏20度程度。ニューヨークは最高気温が5度です。シカゴは大雪さらにテキサスやニューメキシコなどの中西部は寒波に見舞われています。3連休の週末も荒れそうです。「異常気象」「寒波」だとテレビの天気予報が連日報じています。  

異常気象と言えば、今年は特にヨーロッパが寒いそうです。先週まで西海岸で休暇を過ごしたロシア人夫妻がモスクワに戻ったのですが、氷点下30度と大寒波で、飛行機が大幅に遅れたとのメールがありました。

調べてみると、ロシアでは年明けから大寒波による死者が200人を超えました。隣のウクライナは温暖なことで知られているのですが、130人以上が死亡しました。東ヨーロッパだけではなく、パリやローマ、フランクフルトも大雪。寒さによる被害は過去最悪になる可能性があります。

日本も大雪だそうですが、「異常気象」が年を追うごとに進んでいるように思います。

[February 16, 2012] No 0104962

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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