2分でわかるアメリカ

2012/01/31大統領はツイッターが決める


激しい指名争いを繰り広げる4人の共和党大統領候補。景気が本格回復しない中、民主党候補で現役のバラク・オバマ大統領の支持率が低いため、ホワイトハウスの住人になる可能性があり指名争いは日に日に激しさを増しています。

2008年に実施された大統領選挙と比較しますと、今回の選挙戦の特徴では「ツイッター」の重要性が増しています。ニューヨーク・タイムズによりますと、ツイッターのアメリカのユーザーは約1億人これは2008年の10倍です。  

オバマ大統領は4年前、「デジタルをうまく活用して勝った」と言われています。eメールを積極的に活用して草の根の運動を展開しました。しかし、今年の選挙はソーシャル・メディア、それも最強のフェイスブックやプロ向けのリンクドインなどではなく、「つぶやき」で知られるツイッターが勝負の鍵を握っています。

例えば、予備選挙がある前に候補者が演説をした場合、新聞記者や市民がつぶやいた「ツイッター」をスタッフが細かく分析します。これにより、翌日に出る新聞記事のトーンや内容を事前に知ることができます。この情報をもとに、迅速に、そして柔軟にキャンペーンを進めることが出来ます。

また、対抗馬の政策の矛盾を速やかに指摘したり、スキャンダルを幅広く批判することも出来ます。実際、共和党候補者選びの2強である、ミット・ロムニー元マサチューセッツ知事とニュート・ギングリッチ元下院議長は、ツイッター上で激しい批判合戦を展開しています。

ロムニー候補は自らのツイッター上のホームページで毎日つぶやいています。リンクを多用しているのが特徴です。対するギングリッチ候補は1日3回程度、つぶやいています。ロムニー氏のフォロワーは約30万人に対し、ギングリッチ氏はここ1ヶ月で急速に増やし約100万人がフォローしています。ツイッターでもギングリッチ氏が勢いを増していることが確認できます。

[January 30, 2012] No 0104950

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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