2分でわかるアメリカ

2012/01/24金融の人は飲み過ぎ


「マッドマン」というドラマがあります。マッドとはニューヨークのマジソン街のことで、この通りに広告代理店が多いことから、「広告マン」を「マッドマン」と呼びます。

エミー最優秀ドラマ賞をはじめ数多くの賞を受賞した「マッドマン」は1960年台の広告代理店を舞台にしたドラマですが、主人公をはじめ登場人物がウイスキーを1日に何度も飲むシーンが出てきます。

対照的に現代の時代背景のドラマでは、ワインやビールなどアルコール度が低いお酒を飲むシーンがよく出てきます。あるいはお酒を飲むシーンが減っています。強いお酒から低アルコールのお酒にアメリカ人の嗜好が変わってきていることがよくわかります。お酒を飲む量も全体的に減少しているようです。

ところが、CDSというグループのまとめで、アメリカ人の17%が「飲み過ぎている」という調査結果が出ました。特に高額所得者にその傾向が強いということです。

 CNBCは、ウォール街で働く人の「飲み過ぎ」が急速に増えていると伝えています。金融関係者や弁護士事務所に勤める人の「アルコール依存症」も増えているそうです。ニューヨークの医師は、「仕事のストレスと景気低迷が影響している」と解説しています。 

昇給カットやボーナスの大幅なダウンで、「ヤケ酒」になっている可能性がありそうです。金融関係者や医師、弁護士などは神経を使いストレスが溜まるため「ギャンブルに走る」ケースが多いと聞いたことがあるのですが、「お酒」にも同じことが言えるかもしれません。

今年に入りアメリカの株式相場はしっかり、景気の回復を示す経済指標も増えています。景気が本格回復すると、それと反比例する形でアメリカ人のアルコール摂取量が減るかもしれません。

[January 23, 2012] No 0104945

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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