2分でわかるアメリカ

2012/01/20議員に感動したバフェット


著名な投資家で大富豪のウォーレン・バフェット氏が、「お金持ちの税金を上げて欲しい」とホワイトハウスや議会に訴えているのですが、それに関連して、アメリカの財政赤字の削減を手助けするため、アメリカ財務省宛に4万9000ドルの小切手を送る意向です。

きっかけは、バージニア州選出のスコット・リゲル下院議員の行動をバフェット氏が知ったことでした。

リゲル議員は、アメリカ政府の借金を少しでも減らすため、歳費つまり議員の給与の15%をアメリカ政府に寄付しはじめたのです。去年は2万3103ドル33セント(約177万円)、今年は2万6100ドル(約200万円)を寄付しました。

去年と今年の分を足すと約4万9000ドル。バフェット氏が書く予定の小切手の額は、ここからきています。

高額所得者の増税というバフェット氏の提案には反対意見が少なくありません。上院の共和党のリーダーであるミッチ・マコーネル議員も、その一人です。

バフェット氏は、マコーネル上院議員を含めた議員全員に、リゲル議員に続いて歳費の一部を政府に寄付するよう呼びかけています。

 今年、アメリカでは大統領選挙が実施されます。膨らんだ政府の赤字削減も選挙戦の争点の1つです。赤字を削減する方向では一致しているのですが、その手法を巡って民主党と共和党の見解に大きな隔たりがあります。 

バフェット氏の呼びかけに何人の議員が賛同するか不明ですが、すばらしい動きだと個人的に思います。日本も巨額の政府債務を抱えています。同様の動きがあってもいいのではないかと考えます。

[January 19, 2012] No 0104943

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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