2分でわかるアメリカ

2011/12/282012年、試練のジャパン1


12年ぶりに日本で年末年始を過ごします。ロサンゼルスを出発前にアメリカ人の複数の友人から「大丈夫か」と聞かれました。

前回、6月に日本に行った際も、東日本大震災から3カ月しか経ってなかったこともあって、同じことを言われました。ただ、今回は友達が心配したのは、朝鮮半島の先行きが不透明なことです。

ロサンゼルスのローカルのニュース番組では、北朝鮮の金正日総書記の死去に関連して、韓国だけではなく、日本も軍事攻撃を受ける恐れがあると報じていました。

東京とピョンヤンの距離はニューヨークとシカゴの距離とほぼ同じ、ソウルとピョンヤンの距離はニューヨークとボストンの距離と同じです。大国アメリカでは、いずれも「近距離」だというイメージがわきます。

アメリカのメディアは、北朝鮮の先行きの不透明さは、今後2,3年続くと伝えています。放射能の問題は今後40年。アメリカ人から見れば、「危ない国」に思えるのは当然かもしれません。

間もなく終わる2011年は、地震と原発、そして台風、最後に朝鮮半島の不安と、日本は試練の年でした。自然災害が多いのは避けられないにしても、アメリカからみると、政府の対応の遅れ、競争力が無くなったのに円高を業績不振の理由にする大手企業、相変わらず冴えない株式市場、巨額の政府債務など、日本の問題は、人的災害の面もあると言えます。  

明日から3回連続で、日本問題を取り上げます。

[December 26, 2011] No 0104928

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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