2分でわかるアメリカ

2011/12/17結婚しないアメリカ人


僕の周りに一度も結婚していない40代、50代の人が複数います。ほとんどが日本人なのですが、アメリカ人の中には事実上結婚しているのに籍を入れていない人が少なくありません。

最新の国勢調査によりますと、18歳以上のアメリカ人で結婚している人は51%でした。ピューリサーチによりますと、1960年の割合は72%でしたので、急落していることがわかります。

特に18歳から29歳のアメリカ人で結婚している人は20%でした。50年前は59%でしたので、晩婚化が大幅に進んだことになります。  

日本では、東日本大震災以降に結婚する人が増えたとよく聞くのですが、アメリカでも2001年の同時多発テロ(9.11)の後、同様の傾向がありました。

しかし、テロから10年が経ち、結婚しない人が増えているのです。

背景には、2008年の金融危機後の景気悪化があるのかもしれません。2009年と比較しますと、2010年に結婚したカップルの数は5%も減っています。


それと、「結婚」が昔ほど重視されなくなったこともありそうです。娘の学校には、父親が2人、つまりゲイカップルを親に持つ同級生が何人もいます。20年以上一緒に暮らしていて子どもがいるのに籍を入れていない人も複数います。

晩婚化と結婚をしない層の増加により、結婚しないアメリカ人が半数以上になるのは時間の問題です。妻によると、学生結婚が一般的だったロシアでも晩婚化が進んでいるそうです。これは、世界的な傾向と言えそうです。

「結婚」という概念が急速に変わってきているようです。

[December 16, 2011] No 0104922

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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