2分でわかるアメリカ

2011/12/16日本人と大リーグ


「ダルビッシュ有投手とヨエニス・セスペデス選手の輸入で野球が盛り上がる」という見出しの長編記事がUSAトゥデイの一面に掲載されました。

松井選手がいまひとつ、松坂投手が手術、イチロー選手も200安打の連続記録が途切れるなど、今年は大リーグ球団に移籍した日本人選手が期待したほど活躍できませんでした。日本人選手の価値が落ちたという声も聞こえてきます。

 このため、アメリカのメディアに日本人選手が登場することがほとんど無くなったのですが、ダルビッシュ投手の獲得を巡る入札は特集記事になるほど大きく報じられました。 

USAトゥデイは、久しぶりにポストシーズンが盛り上がっているとしています。ちなみに、セスペデス選手は、ドミニカ出身の外野手です。ダルビッシュ投手と並んでポストシーズンの目玉とされています。

他の主要メディアもダルビッシュ投手の入札を大きく伝えています。ニューヨーク・タイムズは、入札額が松坂投手の5111万ドルを上回る可能性があると指摘する一方、松坂投手の例を挙げ「日本人選手に入札するのはリスクがある」とも指摘しています。

ロサンゼルスのドジャースは、日本ハムの監督をしたヒルマン氏がコーチをしていて、「ダルビッシュ投手はナンバーワンだ」と絶賛していますが、入札は見送りそうです。ロサンゼルス・タイムズは、売りに出されているドジャースにとっては「高すぎる」と伝えています。

ワシントン・ポストは、景気が良くないこともあり、入札する球団はいないかもしれないと報じていたのですが、大リーグ機構によると、入札が閉め切られた後、獲得を希望する球団が少なくとも1つあったことを明らかにしています。入札額や球団数は規定によって明らかにされていないのですが、レンジャースなど5つの球団が興味を示していて入札額は3000万〜5000万ドルになると予想されています

最高入札額を日本ハムが受諾すれば、落札球団に30日の独占交渉権が与えられます。ダルビッシュ投手にぜひアメリカで活躍し、日本を元気にして欲しいです。

[December 15, 2011] No 0104921

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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