2分でわかるアメリカ

2011/12/15二番目にお金持ちの長男


アメリカで最も金持ちはマイクロソフトのファウンダー、ビル・ゲイツ氏。そして2番目のお金持ちは「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏です。バフェット氏は81歳と高齢であるため、後継者問題が頻繁に話題になります。

この問題にひとつの区切りがつきました。傘下の投資会社バークシャー・ハザウェイの会長に長男が指名されたのです。

ウォーレン・バフェット氏には3人の子どもがいますが、長男のハワード・バフェット氏は57歳。バークシャー・ハザウェイの株式を大量に保有しているため資産家なのですが、父親同様に派手な暮らしはしていません。というよりも、投資とはかけ離れた世界にいます。

ハワード・バフェット氏は現在、ネブラスカとイリノイでトウモロコシと大豆を育てています。典型的なアメリカの農家です。ただ、普通の農家と違うのは、毎年5000万ドル(約40億円)を世界の飢餓のために寄付していることです。

CBSの報道番組60ミニッツに出演したハワード・バフェット氏は、次期会長に指名されたことに驚いたと話しています。会長に就任するのは父親が仕事を辞めたとき。最後まで働く意向なので、父が他界した後に、バークシャー・ハザウェイの独自の文化を引き継ぎたいとしています。

 意外な人選に驚いたのですが、投資の神様もやはり自分の子どもが最も信頼できるということだと思います。ただし投資は別。会長は長男が継ぐにしても、バークシャー・ハザウェイの投資責任者としての後継はまだ決まっていません。 

ファンドマネージャーや中国からの移民など過去に何人かの名前が挙がりました、ウォーレン・バフェット氏の気持ちはまだ固まっていないようです。

[December 14, 2011] No 0104920

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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