2分でわかるアメリカ

2011/12/07ミレニアル世代


ジェネレーションXという言葉をお聞きになったことありますか。アメリカ版の団塊の世代で、戦後のベビーブームに生まれた人たちです。人口が多くアメリカの経済成長を支えてきたジェネレーションXの子どもをジェネレーションYと呼ぶこともあるのですが、最近ではミレニアル世代と呼ばれることが増えました。

ミレニアルという言葉は「ミレニアム」つまり「世紀」から来ているのですが、誕生したのが1980年代で2000年をまたいでいるためそう呼ばれています。音楽ビデオなどで人気となったMTVから、MTV世代と呼ばれることもあります。

ジェネレーションXの人たちの多くは、有名な大学や大学院にいって、大企業やウォール街で働くことを目指したのですが、ミレニアル世代は、卒業後すぐに起業する人が少なくありません。ヤング・イニシアティブという団体の調査では、起業したのは18歳から34歳までの約8%とまだまだ少ないのですが11%の人が起業を計画しているとアンケートに答えています

若い世代に失業者が多いという背景もあるのですが、「世代が変わりつつある」という方が大きいようです。

ミレニアル世代が起こしたベンチャー企業をサポートするウェブサイトも登場しました。「バイ・ヤング」というサイトで、経営者が30歳以下の会社が販売する商品に限定したショップです。

サンダルや下着などのファッションやチョコレートや飲料、自転車などが売られています。サイトを運営する非営利団体「アワ・タイム」は、収益の一部をミレニアル世代が経営する企業のサポートとしてプールします。「アワ・タイム」はホワイトハウスや議会からの支持を得ていて、国全体で若者の起業を応援しています。

 僕はアメリカに来て12年目ですが、いつも感じることは「アメリカはベンチャーを大切にする」ということです。アップル、グーグル、そしてアマゾンなどの世界的な企業も、こうした社会だからこそ誕生したのだと思います。 

アメリカとは対照的に、日本は大企業または古い会社を大切にする国だと思います。別の言い方では、「ベンチャーを軽視する社会」です。日本のミレニアルが自由に起業できる社会体制があれば、日本はきっと復活できると考えます。

[December 06, 2011] No 0104914

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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