2分でわかるアメリカ

2010/04/21拾った携帯は「iPhone4G」だった


きのう、ネット上で今年夏に発売されるiPhoneの第四世代をめぐって情報が飛び交いました。友人から「新しいiPhone見た?」と電話があり、ネットを見てみると確かに凄いことになっていました。

ネット上の情報をまとめると、以下のような事件が起こりました。

カリフォルニアのスタンドフォード大学の直ぐ近くにレッドウッド・シティという地区があります。目抜き通りのドイツ料理とビールを出すレストランの椅子の上に携帯電話が落ちていました。

1人の男性がトイレに行く途中、この携帯電話を発見、近くでビールを飲んでいた人に「これ、あなたのですか?」と聞きましたが、違いました。男性は持ち主を待っていましたが、いつまで経っても現れません。男性は、携帯電話を家に持ち帰りました。

家で拾った携帯のケースを開けると、iPhoneそっくりでしたが薄くて四角い形そしてカメラが前にも後ろにも付いていました素材もプラスチックではなくセラミックでした。ネットに接続し、フェースブックで、持ち主はグレイ・パウエルさんと判明しました。アップルのエンジニアです。男性は、拾った携帯が未発売のiPhone4Gだと気が付きます。しかしその直後、携帯が突然動かなくなりました。

男性は、思い切ってネットメディアのギズモードに電話します。ギズモードは「本物だったら買ってもいい」と言いました。男性は携帯を持ち込み、直ぐに本物の「iPhone4G」だと判明、5000ドルの小切手を受け取りました。ギズモードは写真を撮ったり、分解した後、フェースブックに出ていたグレイ・パウエルさんのメールアドレスに「返却したい」と申し出ました。同じ頃、アップルのスティーブ・ジョブズ氏がギズモードの社長に「返して欲しい」と電話したそうです。

信じられないのですが、実話です。自動車の新しいモデルの写真が漏れることや、公開前の映画がネットで公開されてしまうことはよくありますが、「情報管理が厳しいアップルの人気商品の新型を落としてしまった」というのは前代未聞の出来事です。

「iPhone4G」の映像は、ユーチューブにアップロードされています。
興味のある方はどうぞ(左記コメントをクリックすると、リンク先へ接続されます)

[April 20, 2010] No 010137

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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