2分でわかるアメリカ

2011/10/05「トーン」ビジネス縮小か


今年5月に当コラムで、リーボックの「イージートーン」という運動靴が日本で大ブレイクしているのに、アメリカでは大幅に値引きされて売られているとお伝えしました。その「イージートーン」の値引き幅がさらに大きくなりそうです。

日本でもニュースになりましたが、リーボックがアメリカ連邦取引委員会(FTC)から2009年からはじめた広告が機能を過大に表示していると指摘された問題で、2500万ドル(約19億円)を支払うことで和解しました。

「イージートーンを履いて歩くと、他の運動靴と比べヒップが28%引き締まり、ふくらはぎの筋肉が11%多くつくことが証明された」という広告だったのですが、科学的根拠がないというのがFTCの見解です。

リーボックは、何百人もが2万時間以上も実験したデータに基づくものだとしていますが、そのデータは公表されていません。ウィスコンシン州とカルガリー大学の調査では、イージートーンと他の運動靴との差は確認されませんでした。

「不当表示で消費者を誘導した」としてリーボックに対し去年、集団訴訟が起きました。これとは別に、「シェイプアップス」という類似したシューズを販売したスケッチャーズと「ロック&トーン」を販売しているニュー・バランスに対しても訴訟が起こりました。

 リーボックは和解後もイージートーンの販売を続けることを発表しましたが、公式サイトではイージートーンの価格を約半額に値引き、他のオンライン小売も大バーゲンをはじめました。ビジネスへの影響は必至とみられます。 

個人的にイージトーンを気に入っているので安くなるのは大歓迎なのですが、日本ではまだ定価で販売されているのでしょうか。

[October 04, 2011] No 0104867

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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