2分でわかるアメリカ

2011/08/05ガイトナー財務長官後任に大物?


アメリカ合衆国政府の債務上限引き上げ問題を巡る協議が本格化した今年6月、ティモシー・ガイトナー財務長官は「債務問題が解決した後に辞任したい」という胸の内を明らかにしました。

内容はともかく債務上限引き上げ法案が2日に成立しました。成立後にガイトナー長官はネットワークの朝番組に出演、「まだ気持ちを固めていない」と述べました。

ガイトナー長官の家族がニューヨーク市郊外のラークモントにある自宅に戻る準備をしているという情報もあります。話しはちょっと逸れますが、ニューヨーク連銀総裁から財務長官に転職した際にラークモントの家を売り出したそうですが、住宅不況の中、買い手がいまだ見つかっていません。

ガイトナー長官が本当に辞任した場合、その後任に大物の名前が挙がっています。ジョン・コーザイン氏です。ゴールドマン・サックスの元会長でニュージャージー州の元知事。英語でBIG SHOT、いわゆる大物です。

コーザイン氏は現在、投資会社MFグローバルのCEO。民主党でオバマ大統領の支持者の1人ですので、可能性は高いかもしれません。大統領が次期財務長官にマーケットがわかる人を希望しているという話もあります。  

元ヘッジファンド・マネージャーのブルース・クラスティング氏はブログの中で、「コーザイン氏が2013年7月1日までに財務長官になれば、金利が100ベーシスポイント(1%)上昇する」とささやかれていると書いています。

ブッシュ時代のポールソン財務長官(当時)、クリントン時代のルービン財務長官(当時)はゴールドマン・サックス出身。「またゴールドマンか」と言われると思いますが、クラスティング氏は「コーザイン財務長官が必要だ」と語っています。

[August 04, 2011] No 010473

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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