2分でわかるアメリカ

2011/06/24なぜ続く?セックス・スキャンダル


アメリカ下院でまたセックス・スキャンダルが浮上しました。民主党に所属するフロリダ選出の下院議員アルシー・ヘイスティングス氏が女性スタッフからセクシャル・ハラスメントを受けたと訴えられたのです。  

ウォール・ストリート・ジャーナルなど複数のメディアによりますと、ヘイスティングス議員の女性スタッフであるウィンサム・パッカーさんに対し、2008年1月から2010年2月まで再三に渡ってセクハラをした容疑です。

議員がウィーンに出張した際に同行を強要、大勢の前で「どんな下着を身に着けているか」を聞くなどしたとパッカーさんが訴えています。議員は容疑を否定していますが、下院の委員会が3カ月かけて調査する予定です。

下院議員のアンソニー・ウェイナー議員は、オンラインで知り合ったポルノスターを含めた複数の若い女性とバーチャルな関係を続け、その内の一人に送った「自分自身の写真」を間違って大勢にツイートしてしまったことが明らかになり、辞任に追い込まれました。

なぜ議会でセックス・スキャンダルが相次ぐのか。単なる偶然なのか、それとも訴訟で和解金狙いなのか、それとも単純にセックス・スキャンダルが多いからか。来年アメリカは4年に一度の選挙の年で政治的な陰謀があるという説もあります。

そう言えば、ヘイスティングス議員もウェイナー議員も同じ民主党に所属。景気回復の遅れで民主党のオバマ大統領への批判が強まる中で確かに陰謀説も可能性がありそうですが、真相は不明です。民主党と言えば、ホワイトハウスの執務室でモニカ・ルインスキーさんと不適切な行為を続けていたビル・クリントン大統領も民主党でした。

議会の外でも、カリフォルニア州のシュワルツェネッガー前知事の愛人騒動やIMFのストロスカーン前専務理事のホテル従業員への強姦容疑など今年はセックス・スキャンダルの当たり年。こちらは、来年の選挙とは関係ないと思いますが。

[June 23, 2011] No 010442

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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