2分でわかるアメリカ

2011/06/082億円のランチ


あなたはランチに幾ら使いますか。10ドル(約800円)前後というのが、アメリカ人の平均だと思います。でも、240万ドル(約1億9200万円)のランチを食べたいという人がいます。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏とランチをする権利がオークション・サイトのeBayで5日から出品されています。オークションは10日に閉め切られ、落札した人はニューヨークの老舗ステーキハウスでウォーレン・バフェット氏とランチを楽しめます。7人まで同席できます。これを書いている時点で既に235万ドルを超えています。  

バフェット氏がオークション・ランチをするのは、今年で12回目。落札額は、サンフランシスコで低所得者を支援するNPOに寄付されます。去年の落札額は、263万ドル(約2億1040万円)でした。過去の落札者には、有名なヘッジファンドのマネージャーであるデビッド・アインホーン氏や香港のファンドマネージャーらがいます。

ランチはプライムリブ・ステーキ。一人当たり36ドル50セント(約2920円)です。大富豪のバフェット氏の資産価値は500億ドル(約4兆円)なので14億回のランチを食べることが出来る計算です。もちろん、そんなに沢山食べる訳はありませんが。

それでは何故ステーキなのか。答えは簡単で、バフェット氏が大好きだからです。バフェット氏は、バークシャー・ハザウェイの拠点があるネブラスカ州オマハのゴラッツというステーキハウスの常連として知られ、チェリーコークとプライムリブ・ステーキを頻繁に食べているそうです。ちなみにゴラッツは、ディナーでも25ドル(約2000円)です。

景気の低迷が長期化する中、ランチ代を削る人が増えています。マクドナルドは、最近特に混んでいます。バフェット氏とのランチ代との差があまりにも大きく、いろいろ考えさせられます。

[June 07, 2011] No 010431

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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