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2018/05/08NY原油70ドル、トランプ8日に決断へ

ニューヨークの原油相場が2014年以来で初めて70米ドルを超えました。


原油価格の指標となるニューヨークのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、7日の取引で1バレル=70米ドル台に乗せました。終値は70米ドル62セント。


欧米など6カ国とイランの間の2015年の核合意を受けて解除されたイランへの経済制裁について、トランプ大統領は今週土曜日12日までに合意から離脱し制裁を再開するかを判断します。ただし、トランプ大統領は7日、イラン核合意についてアメリカ東部時間8日午後2時に判断を発表するとツイートしました。トランプ大統領が核合意に批判的な発言を繰り返していることから、イランの原油供給は大幅に減るとの懸念が強まりました。


ワシントンポストによると、イラン制裁解除は5月12日に失効、トランプ大統領が更新しない場合、トランプ政権は世界の取引業者や企業にイランからの原油購入を削減するよう要求することになります。


ウォールストリートジャーナルはトップ級で報じました。去年はじめから供給過剰が大幅に解消され、去年夏に比べて原油価格は60%超上がっていたが、トランプ大統領がイラン合意から離脱することを示唆していることで一段高になったと解説しました。ジャーナルはまた、ロシアのプーチン政権は4期目に入ったが、原油高が政権強化につながっていると伝えました。


ニューヨークタイムズは、OPECの協調減産とベネズエラの経済危機を受けた供給減について、アメリカの生産ブームで一部緩和されたが、アメリカが原油輸出を増加させ、国内の原油価格を押し上げていると報じました。


ロンドンの北海ブレントも3年5カ月ぶりの高値をつけました。76米ドル台まで買われました。アナリストは、原油価格の上昇によりアメリカのインフレ率が上がり、FRBが利上げペースを早める結果になり、金融市場全体に影響する可能性があると指摘しているとフィナンシャルタイムズが伝えました。


 [May 07, 2018]  No 031843888

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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