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2018/04/27解釈分かれたECB総裁発言

ECBは26日にフランクフルトの本部で開いた理事会で、政策金利とガイダンスをともに据え置きました。


理事会後の記者会見でドラギ総裁は、3月初めの会合以降に入手した情報は、ユーロ圏の経済が堅調で広い範囲に拡大した状態が続いているものの、幾分緩やかになったことを示していると述べました。


ドラギ総裁の発言を受けユーロは一時上昇しました。しかし、すぐに失速、急落しました。荒い値動きでした。


ロイターは、ドラギ総裁が、ユーロ圏の経済は引き続き「堅調」と認識しているとし、経済が軟化しているとの懸念を退けたと速報しました。


フィナンシャルタイムズの視点は異なりました。ドラギ総裁は、ユーロ圏経済の回復ペースが「緩やかになっている」ことを認めたと伝えました。ドラギ総裁の警戒気味の言葉は、ECBがガイダンスの見直しを予定の6月ではなく、7月まで待つ可能性を示唆したとするアナリストの見方を紹介しました。


ウォールストリートジャーナルは、中立的な見方で報じました。ドラギ総裁は、第1四半期の経済が期待に反し鈍化したことにパニックになることもなく、方針の変更もないとのシグナルを発したとしています。


マーケットウォッチは、ユーロ相場が理事会後の上昇を消し、一方で米ドルが大幅高で推移したと伝えました。ECBの金融政策の正常化への道を探る上で、ラトビアで開催される6月の理事会が重要になったとするアナリストの見方を紹介しました。


 
 [April 26, 2018]  No 031843884

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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