2分でわかるアメリカ

2018/04/25米長期金利3%突破、さらに上昇?

アメリカの金融・債券市場で、長期金利の指標である米10年債の利回りが上昇、2014年1月以来初めて3%をつけました。


インフレ率の上昇やFRBが利上げペースを早めるとの警戒感、トランプ政権が国債を増発するとの観測が背景です。米2年債の利回りは2.5%台に上昇しました。2008年9月以来で初めてです。


CNNマネーは、米10年債利回りの3%超えについて、消費者にとって自動車ローン、住宅ローンなどの金利が上がり、企業にとっては利益を押し下げるネガティブな影響を与え、いずれアメリカ経済に打撃となると解説しました。投資家の間では、共和党主導の減税が経済を過熱させるとの懸念もあるとしています。


ウォールストリートジャーナルは、アメリカの長期金利が3%を一時超えたことについて、経済が安定して成長することに投資家が自信を持っていることを示すものだと伝えました。金融危機後に米10年債利回りが数回3%を超えたが長続きしなかったとした上で、同様のパターンを繰り返すか、それとも新たな段階に入ったのかということを投資家が議論していると解説しました。


フィナンシャルタイムズは、長期金利のベンチマーク(指標)である米10年債の利回りがさらに上昇するか投資家は注視していると報じました。2000年から2007年までの平均は約4.7%だったが、FRBの金融緩和措置により歴史的な低水準になっていたとしています。


56人のアナリストを対象にしたブルームバーグの調査では、米10年債利回りの年末水準の中間予想は3.15%でした。


 
 [April 24, 2018]  No 031843882

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.10.13 更新NY株反発も不安定、底はまだ?※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)ニューヨーク株式相場が急落。世界同時株安の発端となりました。1…
  • 2018.10.12 更新NY株、連日の急落※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)世界同時株安のきっかけとなったニューヨーク株式マーケット。11…
  • 2018.10.11 更新貿易の次は通貨、米中戦争が深刻化※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩委員長との2回目の首脳会談は1…
  • 2018.10.10 更新効果は?スーパーに値引き迫るトルコ財務相※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)トルコのアルバイラク財務相は9日、インフレ抑制策を発表し、キャ…
  • 2018.10.09 更新米朝関係と米中関係※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(1日更新)はこちら(マイページへログイン)7日、アメリカのポンペオ国務長官は北朝鮮を訪れ、金正恩朝鮮労働…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ