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2018/04/19トルコの前倒し選挙、どう読む

トルコの前倒し選挙、どう読む


トルコのエルドアン大統領は18日、来年11月に予定されていた大統領選と議会選を今年6月24日に前倒しして実施すると発表しました。


「トルコのキングメーカー」とされ、与党の公正発展党(AKP)と連立を組む民族主義者行動党(MHP)のバフチェリ党首と会談後、エルドアン大統領が記者会見で明らかにしました。


大幅な前倒しを決断した理由について、隣国シリアでの軍事作戦などを挙げ、新たな行政システムへの移行が急務になったためと説明しました。トルコは選挙の後、議院内閣制から大統領制に移行します。大統領に権力が集中することになります。


ウォールストリートジャーナルは、エルドアン大統領はこれまで選挙を前倒しする計画はないと言っていたので、1年以上も選挙を前倒しするとの発表がサプライズになったと報じました。


ニューヨークタイムズは、エルドアン大統領はトルコでの権力を固めるため選挙を前倒しすることを決めたと伝えました。


フィナンシャルタイムズは、選挙前倒しの発表を受け、過去最安値近辺に下落していたトルコリラが上昇したと報じました。高い経済成長を記録する一方で高インフレと経常赤字が拡大、トルコ経済が問題を抱える中、エルドアン大統領は2019年11月まで待つことのリスクを取ることを避けたのではないかと専門家が話したとしています。


ブルームバーグは、エルドアン大統領と与党のAKPは選挙での過半数確保に自信を持ったに違いない、不透明感が薄らいだとするマーケット関係者のコメントを紹介しました。トルコリラが反発、イスタンブールの株式相場が今年最大の上げを記録したが、選挙後に痛みを伴う景気押し上げ政策は修正されるとの投資家の期待を反映していると解説しました。
 


 


[April 18, 2018]  No 031843878

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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