2分でわかるアメリカ

2018/03/22FOMC、こう読む

アメリカの中央銀行にあたるFRBは21日、2日間に渡って開いたFOMCで政策金利を0.25%引き上げることを決めました。FF金利の誘導目標は1.50〜1.75%になりました。市場予想通りでした。


パウエル議長は初めての記者会見で、「金利については中立的な道筋を試みている」と述べました。


政策担当者の金利予想の分布を示す「ドット・プロット」では、依然として今回を含め年内3回の利上げを予想していることがわかりました。ただ、2019年については従来予想より1回多い利上げがある可能性を示唆しました。声明では、雇用がけん引し、物価が緩やかに上昇するとの見方を示しました。


ウォールストリートジャーナルは、FRBが0.25%利上げを決め、2019年については利上げペースを早める可能性を示唆したと報じました。ジャーナルはまた、「ドット・プロット」で政策担当者のハト派とタカ派の見方に大きな開きがあることが明らかになったと解説しました。


フィナンシャルタイムズは、経済成長が加速、追加的な利上げをする可能性をFRBが示したと伝えました。2019年と2020年も利上げを継続すると予想したとしています。国内と海外の堅調な経済に対するパウエル新議長の答えだと解説しました。


ニューヨークタイムズは、FRBが金融危機以降で6回目の利上げを決めたと報じました。投票権を持つ政策メンバーは毎年変わるが、新しい投票メンバーは前のメンバーと比べ、インフレ率の上昇を懸念しているようだとしています。


ワシントンポストは、FRBが利上げを実施し、政策金利は過去10年で最高水準になったと伝えました。FRBはまた、今年と来年の成長見通しを大幅に上方修正したとしています。


[March 21, 2018]  No 031843859


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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