2分でわかるアメリカ

2018/03/15アメリカ外交が劇的に変わる?

トランプ大統領がティラーソン国務長官を突然更迭したことに世界が驚きました。


ケリー大統領首席補佐官は9日夜、アフリカ歴訪中だったティラーソン国務長官に緊急帰国するよう連絡しました。待っていたのは解任の知らせ。トランプ大統領がツイッターで更迭を発表した3時間後でした。


穏健派のティラーソン国務長官は今月31日付で正式に退任します。トランプ大統領は後任に強硬派のポンペオCIA長官を指名、上院の承認ヒアリングが来月実施されます。承認されれば、アメリカの外交は劇的に変わる可能性があります。


ウォールストリートジャーナルは、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談に合意したことを含め、ホワイトハウスが重要な外交テーマを抱える中で、トランプ大統領が国務長官を変える時が来たと判断したと伝えました。


ワシントンポストは、国務省の職員は外交スタイルの劇的な変化に備えていると報じました。政策は堅実だが管理がひどかったティラーソン国務長官と比べ、ポンペオ氏は管理はいいが、ひどい政策になると多くの外交官が考えていると専門家は話しているとしています。特に、上院の承認手続き前に東アジア担当が変わる可能性があり、外交官は動揺していると伝えました。


ニューヨークタイムズは、国務長官をティラーソン氏からポンペオ氏に交代させることについて、トランプ大統領が「アメリカ第一主義」を共有する忠誠心がある人材を重視したことを意味すると解説しました。


ロサンゼルスタイムズは、ティラーソン国務長官が解任されたことより、長く続いたことの方が不思議だと主張しました。ポンペオ氏が後任になることで外交政策が変わるかどうかはわからないが、トランプ外交を効果的に進められそうだとしています。


 [March 14, 2018]  No 031843854

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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