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2018/02/14重要なのはズマ大統領の辞任時期

南アフリカの与党であるアフリカ民族会議(ANC)が13日、ズマ大統領の辞任を求めることを正式に決めました。

13時間にわたる執行委員会の結論。汚職疑惑が絶えないこと、景気の低迷が背景です。ANCは来週に執行委員会でズマ大統領の去就を話し合う予定でしたが、辞任を求める声が強く、前倒しして会合を開きました。

2月22日に議会で不信任決議案の採決が予定されていますが、ズマ大統領がその前に辞任するかどうかが焦点です。去年12月、改革派のラマポーザ副大統領が、ズマ大統領が後ろ盾になった候補を破りANC議長に選ばれました。それ以降、ズマ大統領の早期退陣を求める声が高まっていました。

ニューヨークタイムズは、過去9年にわたり混乱が絶えなかったが、ANCが初めて大統領に対し強い態度を示したと報じました。

ワシントンポストは、失業率が上昇、景気が低迷、第2の都市ケープタウンで水不足が深刻化する中で、汚職疑惑が絶えないズマ大統領の退陣のタイミングが重要だと伝えました。早期退陣することは確実だが、どこまで抵抗するかが不透明だとしています。

フィナンシャルタイムズは、ズマ大統領が数カ月職務にとどまる意向を示しているとした上で、不信任投票までに辞任しなければ、与党ANCがメンツを潰されることになると報じました。また別の記事で、南アフリカの政局はアフリカ全体に影響すると解説しました。

ブルームバーグは、ANCがズマ大統領の辞任を要求したが、辞任の時期を明確に示さなかったことなどで懸念が広がり、南アフリカランドが一時売られたと伝えました。


 [February 13, 2018]  No 031843836

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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