2分でわかるアメリカ

2018/02/01FOMC、こう読む

アメリカの中央銀行にあたるFRBは31日まで開いた会合(FOMC)で、政策金利であるフェデラルファンド金利の誘導目標を1.25〜 1.50%に据え置くことを決めました。市場の予想通りでした。


FRBは声明の中で、市場ベースのインフレ期待は低水準にとどまっているものの、ここ数カ月は上向いているとの認識を示した上で、インフレ見通しに関する文言を上方修正しました。


イエレン議長にとって最後の会合でした。3日付けで退任、4年の任期を終えます。FOMCは、パウエル理事が次期議長に就任することを全会一致で承認しました。


ウォールストリートジャーナルは、イエレン議長が、景気が過熱しないよう利上げペースを速めるかどうかの判断をパウエル次期議長に委ねることになったと報じました。3月に利上げがあるとマーケットは予想しているとしています。


フィナンシャルタイムズは、3月利上げの方向を示してイエレン議長の時代が終わったと伝えました。減税と財政出動による政府の景気刺激策が見込まれ、資産のバリュエーションが高くなりすぎたとみられる中、パウエル次期議長は就任後すぐに重要な決断を迫られるとしています。パウエル議長が利上げペースを速める必要性に直面するとアナリストは予想していると報じました。


ニューヨークタイムズは、今年投票権を持つ地区連銀総裁の多くが2017年に投票権を持っていたメンバーよりインフレ率の上昇を懸念しているため、金融政策に影響する可能性があると解説しました。

FRBは今年3回の利上げを示唆しているが、景気拡大を受けて一部のアナリストは4回の利上げがあると予想しているとしています。


[January 31, 2018]  No 031843827

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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