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2018/01/26ECB総裁、米の通貨安発言をけん制

ECBは25日にフランクフルトの本部で開いた理事会で、金融政策とガイダンスを維持することを決めました。政策金利を予想通り据え置きました。


ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユーロの上昇は不確実性の源になっていると述べました。


前日にアメリカのムニューシン財務長官が米ドル安を歓迎する発言をしたことに対して、ECB理事の数人から懸念が示されたことを明らかにしました。その上でドラギ総裁は、ムニューシン財務長官の発言が金融情勢の変化につながる場合、ECBが金融政策の戦略を見直す必要があるとの認識を示しました。


ウォールストリートジャーナルは、ムニューシン財務長官の通貨に関するコメントをECBのドラギ総裁が批判したと報じました。ジャーナルはまた、ムニューシン財務長官とドラギ総裁が通貨をめぐり対立したが、ユーロ高米ドル安が進み、ECBが負けたと解説しました。


フィナンシャルタイムズは、ドラギ総裁は米ドルを押し下げるアメリカを非難したと伝えました。ムニューシン財務長官を名指しすることは避けたが、「通貨切り下げを回避、競争力のために為替レートを目標にしない」とする去年10月のIMF総会での合意について2度も言及したとしています。


ブルームバーグは、米ドル相場を押し下げるムニューシン財務長官の発言が国際的な合意に違反する可能性があると批判、世界的な通貨戦争が繰り広げられたと報じました。

 
[January 25, 2018]  No 031843823

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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