2分でわかるアメリカ

2018/01/19「米政府閉鎖の可能性かなり高い」

アメリカ連邦政府の暫定予算が19日24時に切れるのを前に、与野党の駆け引きが激しさを増しています。


予算をめぐっては、幼少期に不法入国した若い移民、いわゆる「ドリーマー」の救済措置のための財源を盛り込むよう野党の民主党が主張。与党の共和党はこれを拒否、2月16日までの新たなつなぎ予算を成立させる方向で動いています。ただ、子供の医療保険などの財源確保で共和党の不協和音が生じていて、まとまっていません。


トランプ大統領は17日、ロイターのインタビューの中で、暫定予算が切れることによる政府機関の一部閉鎖が「ありえる」と述べました。政府閉鎖の場合、責任は民主党にあり、非難されるべきだと語りました。


また、トランプ大統領は18日、政府機関が閉鎖される可能性は非常に高く、閉鎖した場合、軍隊に悪影響が及ぶとの見方を記者団に示しました。さらにトランプ大統領は、「子供向け保険は長期的な問題で、30日の予算延長で解決するものではない」とツイッターに投稿しました。


ワシントンポストは、暫定予算の条件として子供向け医療保険の延長を上院民主党と一部の共和党員が求めているが、トランプ大統領のツイートで混乱したと報じました。ニューヨークタイムズも、子供医療保険プログラムの延長を暫定予算に含めるべきではないと大統領がツイートしたことに、共和党が失望したと伝えました。


ウォールストリートジャーナルは、暫定予算が20日零時1分に切れるが、上下両院の調整が難航、新たな暫定予算を成立させる時間がほとんどないと解説しました。


 
[January 18, 2018]  No 031843818

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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