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2018/01/11米国債市場に異変

ブルームバーグは10日、中国の外貨準備を見直す当局者らが、米国債の購入の減額や停止を勧告したとする事情に詳しい関係者の話を報じました。関係筋は、米国債の投資妙味が薄れつつあると指摘、アメリカとの緊張した貿易関係も米国債の購入ペースを落とす理由にあげました。

中国の米国債の保有額は世界最大です。USAトゥデイによりますと、中国は1兆1900億米ドル(約132兆円)の米国債を保有しています。保有額2位は日本で1兆900億米ドル(約121兆円)です。

CNBCは、金利が上がり、政府が新たな借金をする中、中国が米国債購入を減速、もしくは停止するとの報道は債券市場で深刻に受け止められたと報じました。

ロイターは、マーケットでは政治的な駆け引きとの憶測が流れたと伝えました。ロイターはまた、中国からの米国債需要の縮小によって、FRBの資産圧縮計画が影響を受ける公算は小さいとするダラス地区連銀のカプラン総裁の見方を紹介しました。

一方、フィナンシャルタイムズは、米国債の売りが加速していると伝えました。「債券王」と呼ばれるビル・グロス氏やダブルライン・キャピタルの創業者が、債券市場が新たな時代に入ったと指摘しているとしています。1980年代のFRBのボルカー議長(当時)の時代から30年にわたり債券のブル(強気)相場が続いたが、各国中銀が引き締めに動くとの観測を背景に2018年に入り状況が変わったと解説しました。

 [January 10, 2018]  No 031843813

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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