2分でわかるアメリカ

2018/01/10南北会談、アメリカの視点

韓国と北朝鮮による閣僚級の南北会談が9日、軍事境界線にある板門店で開かれました。約2年ぶり。

11時間に及んだ会談で2カ国は、北朝鮮の平昌冬季オリンピック参加、緊張緩和のための軍事当局者間の会談開催、そして2カ国間の対話の継続で合意しました。しかし、韓国側が朝鮮半島の非核化に言及したことに北朝鮮が強い不満を示しました。

APとロサンゼルスタイムズは、南北会談の開催により軍事的緊張が緩和したと伝えました。ニューズウィークは、核兵器はアメリカを狙ったもので、ロシア、中国、韓国をターゲットにしたものではないとする北朝鮮側の発言を大きく報じました。

ニューヨークタイムズは、金正恩朝鮮労働党委員長が韓国との対話に応じたことについて、制裁で打撃を受けた、軍事攻撃するとのトランプ大統領の警告の影響、もしくは核開発が満足できる水準に達したことなどが考えられるが、アメリカと韓国の分断を意図したものであれば、オリンピックではなく他の手段を使ったのではないかと解説しました。

ウォールストリートジャーナルは、オリンピック参加により、北朝鮮がオリンピック開催中に挑発行動を起こす可能性が大幅に低下したと専門家がみているが、最重要の北朝鮮の核放棄については進展がなかったと伝えました。

ワシントンポストは、北朝鮮は過去に驚くほどオリンピックで成功していて54の金メダルを獲得していると解説しました。ただ、平昌オリンピックに参加する見込みのフィギュアスケートのペアは、2016年にアジア大会で優勝したことがあるが、2017年の世界大会では15位だったとしています。

[January 09, 2018]  No 031843812

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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