2分でわかるアメリカ

2017/12/2313兆円吹っ飛ぶ、急落したビットコイン

代表的な仮想通貨ビットコインが22日の取引で一時1万1000米ドルを割りました。5日前につけた最高値から40%超下げました。時価総額が1200億米ドル(約13兆6000億円)消えた計算です。

規模が2番目に大きい仮想通貨イーサリアムは24時間で26%下落。別の仮想通貨ライトコインも32%安と急落しました。

18日に取引を開始したシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の先物も急落。急激な価格変動を抑えるサーキットブレーカーが発動し、一時中断しました。アメリカ最大規模のビットコイン取引所コインベースも取引を一時停止しました。

ウォールストリートジャーナルは、ビットコインの急落を大きく報じました。このところ仮想通貨が急上昇したことを受け、中央銀行、官僚、大手銀行幹部らが懐疑的な見方を表明、バブルがはじけて悲惨な終わりを迎えるとの見方もあるとしています。韓国、日本、他のアジア諸国でビットコインの売買高が急増していたと解説しました。(ビットコインの取引シェアの約40%が日本とされています)

RWマーケット・アドバイザリーのストラテジストは、CNBCに出演、仮想通貨の下げは「非常に正常」だとしながらも、さらに売り込まれると、他の金融商品にも影響する可能性があると警告しました。

ABCニュースは、ビットコインを大量に盗むなど、北朝鮮政府が後ろ盾となったハッカーがサイバー犯罪を拡大させていることはほぼ間違いないと報じました。韓国の取引所ユービットが資産の17%を失い破たんしたが、北朝鮮のサイバー犯罪集団「lazarus(ラザラス)」の仕業だと専門家が指摘しているとしています。

ニューヨークタイムズは、飲料メーカーの「ロングアイランド・アイスティー」が、社名を「ロング・ブロックチェーン」に変更して注目を集めたが、ブロックチェーンを使ったビットコインの行方については見方が分かれていると伝えました。ウォール街では珍しくゴールドマンサックスが、仮想通貨のトレーディング部門を立ち上げたとしています。

アメリカ東部時間の25日月曜日はクリスマスのため連邦祝日。お休みし、26日(日本時間の27日朝)に再開します。

[December 22, 2017]  No 031843803

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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