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2017/12/19ラマポーザ勝利も慎重意見、ランドに影響も

南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)が18日に実施した議長(党首)選で、シリル・ラマポーザ副大統領が勝ちました。接戦の末、ズマ大統領が後ろ盾となった大統領の元妻で、元AU委員長でもあるドラミニ・ズマ氏が敗れました。


ラマポーザ副大統領は労組出身。実業家に転じ富を築きました。故マンデラ氏の腹心としても知られています。ANCの選挙人会議では、汚職との戦いや抜本的な改革の必要性を訴えました。南アフリカ憲法は大統領の3選を禁じていて、ズマ大統領の2期目の任期が切れる2019年にANCの新議長が次期大統領に選ばれる公算です。


ニューヨークタイムズは、ANCが、反アパルトヘイトの英雄で、ビジネス界の大物であるラマポーザ氏を次の大統領になる議長に選んだと報じました。投票結果はズマ大統領に対する拒絶であり、ANC改革派の勝利だとしています。


フィナンシャルタイムズは、ラマポーザ氏への期待で南アフリカランドが先月15%上昇したが、18日の当選発表を受け対米ドルで4.2%上昇、一段高になったと伝えました。ラマポーザ氏の勝利で、構造改革への期待が投資家の間で広がったほか、中央銀行の独立性に対する懸念が後退したと解説しました。


ブルームバーグは、マーケットがラマポーザ氏の勝利に沸いたが、ズマ大統領は2019年まで職にとどまると予想されることから、改革の進展や景気回復などは限定的になるとする慎重な見方が多いと報じました。


南アフリカのサンデー・タイムズは、ムベキ元大統領は任期切れ前に辞任したが、ズマ大統領は権力を諦めないとみられ、南アフリカを不安定にする可能性があり危険だと解説しました。


 
[December 18, 2017]  No 031843799

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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