2分でわかるアメリカ

2017/12/14FRBは来年3回利上げ予想、トレーダーは2回

アメリカの中央銀行にあたるFRBが13日、金融政策を決める2日間の会合(FOMC)を終え、政策金利を予想通り0.25%引き上げました。誘導目標を1.25 〜1.50%としました。

公表された経済見通しでは、来年のGDP見通しを9月時点の2.1%から2.5%へ上方修正しました。2019年と2020年についても小幅上方修正しましたが、成長が減速するとの見方に変更がありませんでした。

金利見通しについては、来年4回に修正するとの見方が一部でありましたが、従来の3回利上げの予想を維持しました。

ウォールストリートジャーナルは、来年以降の金利見通しに注目が集まったが、インフレ見通しとともに金利予想も据え置いたと報じました。低インフレとゆるやかな賃金上昇が非常に緩やかな利上げを正当化する可能性があるとしています。

ニューヨークタイムズは、雇用が増え、経済が堅調に成長しているとする認識をFRBが声明で示したが、速いペースの利上げには慎重な姿勢を示したと伝えました。今回の会合でも2人のメンバーが利上げに反対したとしています。

フィナンシャルタイムズは、FRBが今年3回目の利上げを決め、来年も3回利上げすることを示唆したと報じました。ただ、FRB議長がイエレン氏からパウエル理事に交代するなど理事の入れ替えにより、来年以降の金融政策に不透明感があるとしています。

ロイターは、FRBが来年3回の利上げを見込んでいるが、CMEグループのデータを基にした分析では、トレーダーが来年の利上げ回数が2回との予想を維持していることがわかったと解説しました。

 [December 12, 2017]  No 031843796

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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