2分でわかるアメリカ

2017/11/30米国は安全か、ロンドンも北朝鮮の射程内に?

北朝鮮政府は29日、アメリカ本土全域を攻撃できる新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15号」の発射実験に成功したと国営メディアを通じて発表しました。


ロサンゼルスタイムズは、北朝鮮のICBM発射実験について、野蛮な国の勝利であり、世界にとって重大な懸念だと報じました。


ワシントンポストは、北朝鮮のミサイル射程内にワシントンが入ったことが計算できるが、ロンドンやベルリンも射程内に入ることがほぼ確実になったと伝えました。ただ、ヨーロッパにとって北朝鮮問題の優先度は低く、アメリカ、中国、ロシアと比べ懸念も強くないとしています。


USAトゥデイは、北朝鮮のICBMの射程内にアメリカ東海岸が入った可能性があるが、高温や震度に堪えられる核弾頭はまだ開発できていないと多くの専門家が考えていると解説しました。アメリカが本土に向かう単発のミサイルを撃墜することは出来るが、複数のミサイルが発射された場合は防衛が困難になるとしています。


ビジネスインサイダーは、北朝鮮が今年、平均で14日ごとにミサイル発射実験を実施したとした上で、29日の発射まで74日も間があいたのには理由があると伝えました。食糧不足のなか、兵士が収穫に駆り出されたのではないかとしています。


北朝鮮のミサイル発射を受け、トランプ大統領は29日、中国の習近平国家主席と電話で会談しました。その後、北朝鮮に新たな大型の制裁を科す意向を示しました。


ワシントンポストは最近、トランプ大統領が北朝鮮を「弾道ミサイルの飛行禁止区域」および「核実験禁止地域」として宣言すべきだとするコラムを掲載しました。


 [November 29, 2017]  No 031843787

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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