2分でわかるアメリカ

2017/11/29FRB次期議長、ボルカールール修正も

トランプ大統領がアメリカの中央銀行にあたるFRBの次期議長に指名したジェローム・パウエル理事は28日、上院の銀行委員会が開いた指名承認のための公聴会に出席しました。


この中でパウエル理事は、FRBが12月に追加利上げに踏み切る公算が大きいとの見方を示しました。バランスシートの縮小については、3〜4年かかるとの認識を明らかにしました。


また、パウエル理事は、2010年に成立した金融規制改革法(ドット・フランク法)の中核となる銀行の市場取引規制、いわゆるボルカールールの見直しに前向きな姿勢を示しました。


ニューヨークタイムズは、パウエル理事は金融政策の現行路線を維持する方針を示したと報じました。


フィナンシャルタイムズは、パウエル理事がボルカールールは「十分に強い」と述べ、大手銀行に対する規制強化の時代が終わることを示唆したと伝えました。


ウォールストリートジャーナルは、銀行に対する規制を強化するかと質問したウォーレン上院議員に対し、パウエル理事が規制は十分に強いとかわしたと報じました。


経済学者としての経歴が長いイエレン議長に対し、パウエル理事は財務省や民間の投資ファンドの勤務経験があります。
ワシントンポストは、イエレン議長は今年、ウォール街の銀行家と2回しか会っていないが、パウエル理事はゴールドマンサックスと9回会ったのをはじめ、50回も対話したと伝えました。


上院が承認すれば、パウエル理事は来年2月にFRB議長を引き継ぎます。


 
[November 28, 2017]  No 031843786


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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