2分でわかるアメリカ

2017/11/09米大統領、使った言葉は強かった

アジア歴訪中のアメリカのトランプ大統領は8日午前、韓国の国会で演説し、北朝鮮を痛烈に非難しました。北朝鮮が内外で人権侵害を繰り返していると批判。同時に、核を放棄すれば対話に応じる考えを示しました。


アメリカのケーブルTVのニュースチャンネルは演説を生中継。CNNは演説後、「力強い演説だった」と評しました。


ワシントンポストは、トランプ大統領の韓国国会での演説について、「Little Rocket Man(チビのロケットマン)」という言葉を使わなかったが、金正恩体制の心髄に深く切り込む言葉を使ったと報じました。演説時間の多くを割いて、北朝鮮の金体制の人権侵害を批判、「twisted(ゆがんだ)」「 sinister(不吉な)」「 tyrant (暴君)」「fascism(ファシズム)」、そして「 cult(カルト)」などの単語を並べたとしています。


トランプ大統領は8日午後、3つ目の訪問国である中国に向かいました。習近平国家主席は、国賓以上の待遇でトランプ夫妻を迎えました。10日まで滞在の予定。9日に米中首脳会談が予定されています。トランプ大統領の訪問に合わせ、アメリカ有力企業の幹部が北京入りしました。


ニューヨークタイムズは、トランプ大統領は習主席に対し北朝鮮に圧力を加えるよう要請する見通しだが、米中の見解に隔たりがあり、習主席が応じない可能性があると伝えました。


アメリカにとって中国は最大の貿易赤字相手国。ウォールストリートジャーナルは、トランプ大統領の訪問中に90億米ドル(約1兆260億円)規模の米中企業間の契約が成立する見込みだと報じました。クアルコム、ボーイング、ゴールドマンサックス、フォード、GMなどが9日に契約合意を発表する予定だとしています。ジャーナルは別の記事で、今回の契約では巨額の対中赤字の問題は解決されないと解説しました。


[November 08, 2017]  No 031843773


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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