2分でわかるアメリカ

2017/10/26米共和党の内輪もめ、トランプ氏に脅威

トランプ大統領と与党・共和党の上院議員の舌戦が激しくなっています。上院外交委員長のコーカー氏(テネシー州選出)が「大統領は無能だ」と罵倒。これに怒ったトランプ大統領は「チビのコーカーのような人間がアメリカをダメにしている」と反撃しました。ツイッターが炎上、すごいことになっています。

コーカー氏の批判に加わる形で、今度はアリゾナ州選出のフレーク上院議員が、トランプ大統領の「無鉄砲で言語道断で情けない行動」がアメリカの民主主義を危険にしていると発言しました。

コーカー氏とフレーク氏はいずれも再選を目指さない方針を明らかにしています。アメリカのケーブルTVのニュースチャンネルは、トランプ大統領と共和党議員の舌戦激化を集中的に報じています。

ワシントンポストは、フレーク氏とコーカー氏が再選を目指しないことを決めたことで、自由に本音を言えるようになったと報じました。トランプ大統領にとって脅威だとしています。

ウォールストリートジャーナルは、内輪もめでトランプ大統領と共和党が自滅するとするジョージWブッシュ政権で次席補佐官を務めたローブ氏の寄稿文を掲載しました。

一方、ニューヨークタイムズは、共和党内が混乱しているが、税制改革で団結し共和党を救うかもしれないと伝えました。

共和党は、税制改革を年内に成立させることを目標に法案づくりや意見調整を活発化しています。ただ、ロイターがイプソスと共同で実施した世論調査では、トランプ大統領の減税計画を支持しているアメリカの有権者が3分の1に満たないことがわかりました。3分の2以上が、富裕層や法人に対する減税より連邦政府の赤字削減の方が重要と考えています。


[October 25, 2017]  No 031843763

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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