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2017/10/04目立つ新興国への資金流入

IIF(国際金融協会)が3日発表した報告書によりますと、新興国市場に年初から1.1兆米ドル(約124 兆円)の海外資金が流入しました。1兆米ドルを超えたのは2014年以来で初めて。IIFは、2018年の資金流入額が1.2兆米ドル(約135兆円)に達すると予想しています。

ロイターは、世界的なリスク選好の動き、新興国の高い経済成長が背景だと伝えました。新興国からの資金流出が大幅に減少したことも背景の一つだとしています。特に、中国からの資金流出が減った影響が大きいと解説しました。

ウォールストリートジャーナルは、アジア、南アメリカ、その他の新興国の商業不動産に対する投資家の関心が高まっていて、巨額の資金が流入していると報じました。2012年から2016年までは政治不安や経済成長の減速を受けてブラジル、ロシア、そしてインドなどへの不動産投資が低調だったが、過去18カ月、不動産投資で知られる大型企業の一部が新興国市場に強気になったとしています。

バロンズは、新興国市場の主要な株価指数が年初から27%上昇、アナリストの予想を上回ったが、中国の改革が進んでいないこと、米ドルが底を打ったとみられること、そして、株価収益率が割高になりつつあることなどで警戒が必要だと解説しました。

ニューヨーク株式マーケットでは、ダウ、S&P500、ナスダックの主要指数が最高値水準で取引されています。一方、3日の取引で、マニラとジャカルタの株価指数もそれぞれ過去最高値を更新しました。

 [October 03, 2017]  No 031843748

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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