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2017/09/264期目に向けた連立交渉、長期化も

24日に投開票が行われたドイツの連邦議会選挙で、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が第1党を維持、メルケル政権4期目が確実になりました。


しかし、議席を予想以上に減らしました。一方で、反イスラム、反移民・難民を主張した新興右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が第3党に躍進、初めて国政に進出します。


「大連立」を組んでいた社会民主党(SPD)が連立交渉を拒否したため、メルケル首相は、ビジネス優先の自由民主党(FDP)、環境重視の緑の党と3党連立を模索する見通しです。


ドイツの国際報道メディアであるドイチェ・ヴェレは、メルケル首相が失望する選挙結果になったと報じました。厳しい連立交渉が待ち受けているとしています。極右のAfDの躍進も詳しく伝えました。


ウォールストリートジャーナルは、メルケル首相の唯一考えられる選択肢であるFDPと緑の党との3党連立は国政レベルで実現したことがなく、4期目への道は簡単ではないと伝えました。メルケル首相にとって大きな挑戦になるとしています。


フィナンシャルタイムズは、メルケル首相が自らの難民政策でドイツを混乱させたとの心境を語ったと報じました。CDU/CSUと、大連立を組んでいたSPDの得票率は、それぞれ1949年以降の国政選挙で最低だったとしています。メルケル首相はFDPと緑の党との連立を探るが、難民問題など相違点が多く、交渉が何カ月もかかる可能性があると解説しました。


ドイツの選挙を受けたフランクフルトの株式相場は小幅高で取引を終えました。外国為替マーケットでは、ユーロが対米ドルを中心に幅広く売られました。


 
[September 25, 2017]  No 031843743


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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