2分でわかるアメリカ

2017/09/16北朝鮮の脅威、日本が危ない

北朝鮮が日本時間の15日午前6時57分ごろ、平壌郊外から東北東に中距離弾道ミサイルとみられる飛翔物体を発射しました。約7分後に北海道の上空を通過、午前7時16分ごろ太平洋上に落下しました。
 
ウォールストリートジャーナルによりますと、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過するのは1998年以来6度目です。また、ロサンゼルスタイムズは、北朝鮮のミサイル発射は今年15度目、2011年に金正恩委員長が就任して以降、60回以上発射していると伝えました。

日本上空を通過した8月29日に発射したミサイルと比べ飛行距離が約1000キロ延びたことから、日本では「グアムが射程内」「アメリカを想定したか」などとする報道が目立ちました。

アメリカでは、対照的に、今回の北朝鮮のミサイル発射はアメリカに直接脅威を与えるものではないとして、控えめな報道が目立ちました。日本が危険にさらされているとの報道が少なくありません。

ニューヨークタイムズは、北朝鮮がグアムを含めどこにミサイルを発射しても日本の領土を通過するのは避けられないが、日本に配置されている迎撃システムは、ミサイルが下降する際にしか機能しないよう設計されていると解説しました。さらに、アメリカに向かうミサイルを撃ち落とすことが憲法上許されるかは不明であり、ミサイルに対する先制攻撃のイニシアティブがないとしています。北朝鮮の脅威が増し、日本が権利の再評価に迫られていると伝えました。

BBCは、予告なく北朝鮮がミサイルを発射するため、東京や大阪へ向かう民間機のフライトにリスクがあると報じました。北朝鮮が民間機のデータにアクセスできるため、事故を回避しようとするだろうが、ミサイルが計画ルートを外れた場合、飛行中に爆発し破片が飛び散るなどのリスクが残るとしています。

[September 15, 2017]  No 031843737

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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