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2017/09/15英中銀、11月にも利上げか

イギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行は、14日に開いた金融政策委員会で、政策金利を0.25%に据え置くことを決めました。資産買い入れの規模も据え置きました。予想通りでした。


声明では、将来の利上げについては、経済が引き続き成長してインフレ圧力が高まり続ければ「今後数カ月(over the coming months)」に実施する必要があるとの見解が示されました。


イングランド銀行のカーニー総裁は、テレビ各社の共同取材に応じ、利上げの可能性が「確かに強まった」と述べました。


ロイターは、据え置きの決定は7対2だったとした上で、目標を上回るインフレ率に対する忍耐が低下しつつあり、すべての委員がマーケットの予想より早期に利上げを実施する可能性があると考えていることが示されたと伝えました。


フィナンシャルタイムズは、イングランド銀行の金利に関するガイダンスは異例で、11月の会合で0.25%の利上げをした場合の金融市場の反応を探ったことが伺えると解説しました。


ウォールストリートジャーナルは、FRBがバランスシートの縮小に動き、ECBが量的緩和を縮小する方向にある中で、イングランド銀行が金融引き締めへの転換を示唆したと報じました。3つの中央銀行がすべて動けば、金融危機後に初めて金融緩和からの撤退を一緒に進めることになるとしています。


 
[September 14, 2017]  No 031843736

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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