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2017/09/08北朝鮮の技術誇示は誇張、それとも本物?

北朝鮮の金正恩労働党委員長が、核物質の生産、ミサイルに搭載する小型の核弾頭、ミサイルエンジンなどの国産化に成功したと誇示しました。労働党中央通信が伝えたものです。


小野寺防衛大臣は、北朝鮮の6回目の核実験について、爆発の規模が広島原爆の10倍以上にあたる160キロトンになるという分析結果を明らかにしました。当初予想よりはるかに大きい規模です。


冷戦時代、北朝鮮は旧ソ連からミサイル技術を学び、1990年代にパキスタンから濃縮ウラン製造技術を入手したとされています。


北朝鮮がインドから衛星技術を学んだという報道もあります。さらに、7月に発射した弾道ミサイルにはウクライナの工場から持ち込まれた液体燃料式エンジンが搭載されていた可能性があるとされています。


金正恩氏が最高指導者に就任してから6年弱。あまりにも速いピッチです。国産化の成功は誇張なのか、それとも本物なのでしょうか。


ウォールストリートジャーナルが、北朝鮮がどこから技術を得たかに関する読み応えのある長編記事を掲載しました。それによると、多数の北朝鮮の技術者が海外で学び、帰国後にミサイルや核兵器の開発に関わっているようだと伝えました。特に中国の工科大学への留学が多く、物理学、光学、エンジニアリング、数学、金属工学などを学んだとしています。2016年の国連決議に違反するケースも少なくないとみられると解説しました。


ワシントンポストは、北朝鮮がすでにアメリカを核攻撃できる技術を持っている可能性があるとする元CIA幹部のコラムを掲載しました。


一方、英ガーディアンは、北朝鮮が先週、日本上空を越えてミサイルを発射したのに、アメリカや日本が迎撃しなかったことに関し、「出来なかったのではないか」とするアメリカの研究者のコラムを掲載しました。これに関連してニューヨークタイムズは、アメリカ軍が、ハワイで中距離弾道ミサイルに対する迎撃システムの試験を実施、成功したと伝えました。軍幹部が、迎撃技術の開発を続けると話しているとしています。


CNNによると、韓国のイナギョン首相が、7日に開かれた国防関連閣僚会合で、北朝鮮が9日の建国記念日に大陸間弾道ミサイルを発射する可能性があるとの見方を示しました。韓国の国防省は7日までに、配備が遅れていた迎撃ミサイルシステム「THAAD」の残り4基を搬入しました。


 [September 07, 2017]  No 031843731

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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