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2017/09/07FRB副議長が辞意、金融政策に影響?

アメリカの中央銀行にあたるFRBのナンバー2、スタンレー・フィッシャー副議長が6日、10月13日ごろ退任することを明らかにしました。


トランプ大統領に宛てた書簡で辞意を表明したもので、個人的な理由だとしています。副議長としての任期は来年6月12日までで、その8カ月前に辞任することになります。


フィッシャー副議長は73歳。マサチューセッツ工科大学で長年にわたり教鞭をとりました。教え子には、FRBのバーナンキ前議長やECBのドラギ総裁らがいます。1988年に世銀のチーフエコノミストに転じ、1994年からIMFの筆頭副専務理事、2002年からシティグループの副会長を歴任しました。2005年から2013年までイスラエルの中銀総裁を務めた後の2014年、オバマ前大統領にFRB副議長に指名されました。


ウォールストリートジャーナルは、イエレンFRB議長と近い関係にあるフィッシャー副議長が辞意を表明したと報じました。12月以降の金融政策が人事問題で不透明になったとしています。


フィナンシャルタイムズは、フィッシャー副議長が最近、金融危機を受けて導入された銀行規制を緩和しようとする動きに対し、「危険で短期的な視点だ」と批判していたと伝えました。


FRBの理事の定員は7人。トランプ大統領はブッシュ政権で財務次官を務めたランダル・クオールズ氏を銀行監督担当の理事に指名しましたが、上院はまだ承認していません。さらに2人の空席があります。イエレン議長の任期は来年2月に満了します。


ニューヨークタイムズは、フィッシャー副議長が辞意を表明したことで、トランプ政権と議会にFRB理事の空席を埋める圧力が強まったと報じました。


ブルームバーグは、トランプ大統領がFRBのトップ人事を見直そうとしているが、フィッシャー副議長の辞任で、それが予想より早まりそうだと解説しました。金融政策の長期的な見通しが不透明になるとしています。


 
[September 06, 2017]  No 031843730

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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