2分でわかるアメリカ

2017/09/06投資家が警戒する北朝鮮危機、アメリカどう動く

北朝鮮が週末に核実験を実施。これを受けて、投資家心理を示すVIX指数(恐怖指数)が5日、上昇しました。ニューヨーク株式相場が大幅に下落しました。米10年債が買われ、利回りが今年の最低水準に急低下しました。米ドルが幅広く売られました。


韓国の国防省は、北朝鮮が新たなミサイル発射の準備をしている兆候があると述べました。


CNBCは、北朝鮮が建国記念日の9日にも新たなミサイルを発射する可能性が高いとする米国の国防研究所の研究員のコメントを紹介しました。去年の建国記念日には核実験を実施したが、発射のタイミングは北朝鮮にとって戦略的に重要だとしています。


国連では、アメリカが北朝鮮に対する新たな制裁を準備し、11日の採決を目指しています。一方、中国を訪問中のロシアのプーチン大統領は「制裁は意味がない」「軍事攻撃は危機的な結果を招く」とトランプ政権をけん制しました。


ホワイトハウスのサンダース報道官は、朝鮮半島の非核化が最優先とした上で、北朝鮮との対話を現時点では検討していないことを明らかにしました。


ワシントンポストは、アメリカ政府は今週、北朝鮮に対する制裁の厳格化に集中して動くだろうと伝えました。ただ、ロシアと中国が制裁強化に賛成するかは不透明だとしています。


CNNによりますと、米国のマティス国防長官らは今週、再開した連邦議会の下院と上院に対し、北朝鮮とアフガニスタンについて最新状況を説明する予定です。


イギリスのメディアでは、核戦争の可能性が論じられています。タイムズは、世界的な核戦争になる可能性はないが、朝鮮半島地域が壊滅的なリスクに直面しているとするコラムを掲載。フィナンシャルタイムズのコラムニストは、計算ミスや誤解が歴史的な紛争を導く可能性があるとコメントしました。また、スカイニュースは、北朝鮮がアメリカ軍の行動を見誤り、危機的状況がエスカレートする可能性があると解説しました。


 
 [September 05, 2017]  No 031843729

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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