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2017/08/22中国メーカー、フィアット・クライスラーを買いたい

中国の自動車メーカー、長城汽車の広報担当者は21日、アメリカとイタリアに拠点を置くフィアット・クライスラーの買収に関心を持っているとロイターに明らかにしました。

フィアット・クライスラーは、買収提案を受けていないとしています。

オートモーティブニュースが先週、「中国の有名な自動車メーカーがフィアット・クライスラーの買収を提案した」と報じました。それ以降、中国メーカーをめぐり憶測が飛び交っていました。

ロイターは、長城汽車の時価総額は160億米ドルに対し、フィアットは200億米ドル、買収すれば中国の自動車メーカーとして圧倒的な過去最大規模になる見通しだと伝えました。海外買収に中国政府の熱意が冷める中、長城汽車の今回の動きは大胆だとしています。

フィナンシャル・タイムズは、仮にフィアット・クライスラーが交渉に合意しても、政治的にも資金的にも大きな壁に直面することになるだろうと報じました。トランプ政権は、中国が絡む取引に厳しい姿勢を貫いているとしています。

長城汽車が買収したいのは、フィアット・クライスラーが持つ世界的なSUVブランド「ジープ(Jeep)」だけだとの報道もあります。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、長城汽車はフィアット・クライスラーに対して買収提案をしたかどうかを明らかにしなかったが、ジープへの関心を示したと伝えました。中国メーカーがボルボを買収し復活させたが、長城汽車がジープを買収すればそれに次ぐものになるとしています。フィアット・クライスラーがジープ部門だけを切り離して売却に応じるかどうかは不明、アメリカの製造業を重視するトランプ政権は買収に反対するだろうとしています。
 

[August 21, 2017]  No 031843719

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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