2分でわかるアメリカ

2017/08/18市場が注視、ホワイトハウスの最重要人物

トランプ大統領の諮問委員会を有力企業のCEOが相次いで離れ、委員会が空中分解しました。首席補佐官は軍人。首席戦略官は超のつく保守派。ビジネス、経済を重視するトランプ大統領への期待がしぼみつつあります。

こうした中、ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のゲーリー・コーン委員長の去就が注目されています。

コーン委員長はゴールドマン・サックスの元プレジデント。ホワイトハウスに残った唯一の「ビジネス・フレンドリー」の重要人物だとされています。FRBの次期議長の有力候補としても名前があがっています。

CNBCは、バージニア州シャーロットビルの事件をきっかけに、ゲーリー・コーン氏が、ワシントンだけではなく、ウォール街、そしてアメリカ全体で最重要人物に突然浮上したと報じました。ビジネス界、投資界と政権をつなぐキーパーソンだとしています。

そのコーン委員長。トランプ大統領の人種差別発言に嫌気がさし、辞任する可能性があると複数のメディアが伝え、マーケットが一時動揺しました。

ザ・ヒルは、ホワイトハウスがコーン委員長の辞任の噂を否定したと伝えました。国粋主義者のバノン首席戦略官に対抗する有力な人物としてウォール街がコーン氏の去就に注目しているとしています。

ニューヨーク・タイムズは、火曜日の記者会見でトランプ大統領の横に立ったコーン委員長は非常に居心地が悪そうだったと伝えました。ユダヤ人のコーン氏は、トランプ大統領の発言を嫌い、非常に憤慨したと複数の関係者が話しているとしています。コーン委員長の動向を注視していると解説しました。


 [August 17, 2017]  No 031843717

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.03.21 更新 年内利上げ見送り予想のFRB、こう読むアメリカの中央銀行であるFRBが20日、2日間の金融政策を決める会合(FOMC)を終えました。政策金利2.25 〜2.50%の誘導目標を据え置きました。予想通り…
  • 2019.03.20 更新ブレグジット、「最大2年」先送りもブレグジット(イギリスのEU離脱)が迷走しています。先週の一連のイギリス議会の採決を受け、メイ首相は3回目となる離脱協定案の採決を議会に求める方針でした。しかし…
  • 2019.03.19 更新 FRBドットチャート、どう変わるかアメリカの中央銀行であるFRBが19日と20日に金融政策を決める会合(FOMC)を開きます。今週のマーケットの最大の材料になりそうです。政策金利は据え置くとの予…
  • 2019.03.16 更新 ブレグジット、次に何が起きるかイギリス議会が14日、ブレグジット(イギリスのEU離脱)の延期をEUに求める政府動議を賛成多数で可決しました。来週20日までにEUとの離脱合意案を議会が承認する…
  • 2019.03.15 更新米上院がトランプ宣言無効を可決、英議会は3回目の採決へアメリカの連邦議会上院は14日の本会議で、トランプ大統領がメキシコ国境の壁を建設するために発動した国家非常事態宣言を無効にする決議案を賛成59票、反対41票で可…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ