2分でわかるアメリカ

2017/08/10米朝が衝突したら、どうなる

北朝鮮をめぐる緊張。ミサイルに搭載可能な小型の核弾頭の開発に成功した、大陸間弾道ミサイルはニューヨークまで到達する能力がある、グアム攻撃を真剣に検討している。主要メディアの連日の報道を受け、アメリカで北朝鮮問題に対する関心がかつてないほど高まっています。

威嚇、警告、国連安保理の決議を無視する北朝鮮に対するアメリカの選択肢は限られているとされています。実際に米朝が衝突したらどうなるのか。在韓アメリカ軍は2万8000人、日本には5万人のアメリカ軍が駐留しています。

ロサンゼルス・タイムズは、アメリカと韓国の合同軍が北朝鮮に勝つことは間違いないが、傷ついた北朝鮮が最後に戦略的な行動を起こす可能性があると軍事アナリストが分析していると伝えました。クリントン政権下の1994年のシミュレーションでは100万人の犠牲者が出ると試算されたが、韓国ソウル北部の不動産開発が進み人口が増えていて、犠牲者がさらに増える可能性があるとしています。

ニューヨーク・タイムズは、アメリカ軍が攻撃をしかけた場合の北朝鮮の想定されるあらゆる反応を検証したが、いずれも多数の犠牲者が出る試算となったと報じました。核兵器を使わない場合でも、最初の反撃だけで一般市民が3万人死亡するとの分析もあったとしています。

CNNは、アメリカ軍は北朝鮮に軍事展開する準備ができておらず、体制が整うまでに何カ月もかかる可能性があると専門家がみていると解説しました。

ワシントン・ポストは、トランプ大統領が威嚇、警告に失敗すれば、アメリカが信用を失う可能性があるとして、難しい立場に追い込まれたと解説しました。米朝の非難の応酬が続けば、ささいな誤解やミスが戦争を招くとの懸念があるとしています。


 [August 09, 2017]  No 031843711

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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