2分でわかるアメリカ

2017/08/09北の脅威に「火と怒り」で

トランプ大統領は8日、北朝鮮が「核で攻撃する」とアメリカを脅迫していることについて、世界が見たこともない「fire and fury(火と怒り)」を浴びることになると警告しました。一方、ティラーソン国務長官は訪問中のタイで、北朝鮮に対し新たな措置を検討していることを明らかにしました。

北朝鮮を巡る欧米の報道が、かつてないほど大きく、詳しくなっています。

ニューヨーク・タイムズは、北朝鮮がアメリカへの批判を強め、国連の制裁に対しては「行動」で対抗すると脅迫したと報じました。

ワシントン・ポストは、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載できる小型核弾頭を製造する能力があるとするアメリカ情報機関の分析結果を紹介しました。NBCニュースも北朝鮮が核弾頭の開発に成功したと報じました。

ワシントン・ポストはまた、北朝鮮が韓国を攻撃した場合、アメリカ軍を展開させるべきだと過半数のアメリカ人が考えていることが最新の世論調査でわかったと伝えました。

一方、CBSニュースは、4分の3近くのアメリカ人が、北朝鮮問題に対するトランプ大統領の解決能力を疑問視していることを最新の世論調査が示したと解説しました。

CNNは、国連安保理で北朝鮮に対し最も強い制裁決議を可決したことをトランプ政権の外交上の明確な勝利と言えるが、朝鮮半島の危機が収束する兆しがないと伝えました。

日本の今年の防衛白書は、北朝鮮による核・ミサイル開発や、運用能力の向上が「新たな段階の脅威」となっていると指摘しました。

フィナンシャル・タイムズは、日本が北朝鮮の脅威レベルを引き上げたと報じました。フィナンシャル・タイムズはまた、中国の王毅外相が朝鮮半島情勢について「危機的状況」に近づいたと語ったことを大きく取り上げました。
 

[August 08, 2017]  No 031843710

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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