2分でわかるアメリカ

2017/07/27迫る北朝鮮の脅威、備え急ぐアメリカ

北朝鮮が来年にも核弾頭の搭載が可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の生産に移り、アメリカ本土を核攻撃できる能力を獲得する可能性があるとの分析結果をアメリカ国防省がまとめました。ワシントン・ポストが政府当局者の話として報じました。

これに関連してニューヨーク・タイムズは、2、3週間前まで約4年かかると試算していたアメリカの情報機関が、12カ月に試算を大幅修正したと伝えました。7月4日の北朝鮮の実験をきっかけに見方を変えたとしています。

CNNは、アメリカが朝鮮労働党の金正恩委員長を排除しようと動けば、北朝鮮はアメリカの心臓部を核攻撃すると威嚇したとする朝鮮中央通信の報道を伝えました。CNNはまた、北朝鮮が今週中にも新たな実験を実施する兆しがあると報じました。

北朝鮮のミサイルの最大射程距離と推定される8000キロ圏内には、ハワイのほか、アメリカ本土のアラスカやシアトルが入ります。さらに距離が伸びると、サンフランシスコやロサンゼルスが入ります。

ロサンゼルス・タイムズは、アメリカの各都市が長期にわたりテロ攻撃に備えてきたが、アメリカ西海岸の都市に対する北朝鮮の核ミサイル攻撃は想定してこなかったと解説しました。

ハワイのスター・アドバタイザーは、北朝鮮のICBMが発射後20分でハワイ州に到達する可能性があり、それに備えて州をあげて準備を始めたと報じました。学校での訓練や公務員の対応など具体策を今週末までにまとめるとしています。


[July 26, 2017]  No 031843702

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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