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2017/07/22NY株式マーケットにみる変化

21日のニューヨーク株式相場は、GEの決算を受け地合いが悪化しました。

GEの決算は、売上高が12%減少。今後の見通しを示すガイドラインは弱気でした。GE株は大幅に下落、1年半ぶりの安値をつけました。マーケット全体の心理が悪化、3つの主要株価指数が下げました。ただ、取引終了にかけて急速に買い戻され、下落率は限定的でした。GEの影響でダウは0.15%安でしたが、S&P500とナスダックは前日の終値近辺に戻りました。

ニューヨーク株式マーケットは、5%を超す調整がないまま上昇基調が続いています。下げてもすぐに戻る。CNBCによりますと、JPモルガンは今週、S&P500の年末目標を上方修正しました。トランプ政権の税制改革がサプライズの株高を導くとしています。

こうした中、ニューヨーク株式マーケットで特筆すべき動きが確認できます。

ウォールストリートジャーナルは、株式相場が最高値の更新を続け、ショートの投資家がポジションを諦めたと報じました。SPDRのS&P500ETFに対するショートが2013年5月以来の水準まで減ったとしています。

株式のショートとは、株を借りて売りオーダーを入れ、予想通り下がったところで買い戻すもの。株価が下落すると利益が出る投資手法です。

一方、フィナンシャルタイムズは、投資家がアメリカ株からヨーロッパ株にシフトしていると伝えました。フランスでマクロン大統領が誕生して以来、ファンドの資金がヨーロッパ大陸の株式マーケットに流入する傾向が強まっているとしています。

ショートが減ったことは株価上昇のサイン、一方で資金がヨーロッパへ流出することはニューヨーク株式相場にとってはネガティブ。最高値近辺で推移するニューヨーク株式相場の行方をめぐり見方が分かれていることがわかります。



[July 21, 2017]  No 031843699


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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