2分でわかるアメリカ

2017/07/04減少した米新車販売と記録的な自動車ローン

アメリカで販売するメーカー各社が3日発表した6月の新車販売台数は、前年同月比で減少しました。

メーカー別では、GMが5%減の24万3155台、フォードは5.1%減の22万7979台でした。フィアット・クライスラーは7%減って18万7348台でした。

日本勢は健闘。トヨタが20万2376台と2.1%増加しました。日産は2%増の14万3328台、ホンダは0.8%増の13万9793台でした。

調査会社JDパワーがまとめによりますと、業界全体の6月の新車販売は2%超のマイナス。今年上半期の個人向け販売は5年ぶりの低調さでした。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、価格の上昇に消費者が反応したことに加え、アメリカの自動車メーカーが在庫をレンタカー会社に安売りすることを控えた影響で、新車販売が引き続き低調だったと報じました。また、別の記事で、弱い新車販売は消費者の質素で、慎重な行動を反映したものだと解説しました。

USAトゥデイは、2年続いた新車ブームが終わったと伝えました。平均10.2%の値引きや長期ローンなど販売店がプロモーションをしているが、不十分のようだとしています。

業界情報を提供するエドムンズによりますと、6月の自動車ローンの平均返済期間が69.3カ月と過去最高を記録しました。また平均ローン額は3万945米ドル(約350万円)で、5年前と比べ17.2%増加しました。

一方で、クレジットスコアが低い、つまり支払い履歴が悪い消費者向けのローン、いわゆるサププライム・ローンを控える金融会社が相次いでいるとCNBCが伝えました。これも新車販売の不振に影響しているとみられます。


[July 03, 2017]  No 031843686

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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