2分でわかるアメリカ

2017/06/29高くて買えない

全米不動産業協会が28日発表した5月の中古住宅販売仮契約指数は前月比で0.8%低下しました。3カ月連続のマイナス。前年同月比では1.7%の低下でした。予想を下回りました。

アメリカ北東部、南部、そして西海岸で指数が低下しました。中西部は横ばいでした。

アメリカでは、住宅販売の約9割が中古住宅。仮契約指数は売買契約が成立した件数を指数化したもので、先行指数です。1カ月もしくは2カ月後に販売統計に反映されます。

CNBCは、低価格帯の住宅の需要が大きいものの、価格が高すぎて買えない人が多いと解説しました。在庫が記録的に少ないことも影響しているとしています。

APも、住宅購入を希望している人が高価格と少ない選択肢に苦しんでいると報じました。

ロイターは、在庫の少なさが住宅価格を押し上げていると伝えました。特に、75万米ドルから100万米ドル(約1億1200万円)の価格が前年比で26%も上昇したとしています。

フォーブスは、いずれの主要地域でも住宅販売仮契約が増えなかったとしたうえで、在庫が少なく、価格上昇が急ピッチすぎるとするコラムを掲載しました。金融市場が弱く、景気信頼感が低いことも影響しているとしています。
 

[June 28, 2017]  No 031843683

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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