2分でわかるアメリカ

2017/06/21メキシコではなく中国から、フォード小型車

アメリカ自動車大手フォードは20日、北米市場向けの小型車フォーカスの次期モデルを中国から輸入すると発表しました。現行モデルのフォーカスはミシガン州で組み立てています。2019年後半から中国からの輸入に切り替えます。

トランプ大統領の批判を受け、フォードは今年1月にメキシコの新工場の建設計画を断念しました。トランプ政権は、北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉を今年後半から開始する方針です。

ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、フォーカスを中国からの輸入に切り替えることで、フォードは年間5億米ドル(約555億円)のコストが削減できます。

ニューヨーク・タイムズは、フォードがメキシコではなく中国を選んだと報じました。

USAトゥデイは、北米向け新車の一部を中国から輸入するのはGMとボルボに次ぐものだとした上で、就任したばかりのハケットCEOの最も大きな決定だと解説しました。小型車の販売が伸び悩んでいることに加え、NAFTAの見直しでメキシコの自動車産業に不透明感が増しているとしています。

APは、アメリカの外で自動車を生産することをトランプ大統領に批判される心配があるが、フォードはアメリカの雇用に影響しないと説明していると伝えました。

フォードは同時に、ケンタッキーの工場に9億米ドル(約999億円)を投資し、SUVの組立工場を新設することを明らかにしました。1000人を新規に雇用する見込みです。


[June 20, 2017]  No 031843677

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.07.21 更新「通貨操作」と批判、為替報告書と矛盾※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(17日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカのトランプ大統領は20日早朝、中国やEUが意図的に通…
  • 2018.07.20 更新人民元の急落、こう読む※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(17日更新)はこちら(マイページへログイン)米中の貿易戦争が激化する中、19日の上海マーケットで、人民元…
  • 2018.07.19 更新トルコ非常事態が解除されたが※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(17日更新)はこちら(マイページへログイン)トルコ政府が18日24時、2016年7月15日のクーデター未…
  • 2018.07.18 更新「緩やかな利上げ、いまはベスト」※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(17日更新)はこちら(マイページへログイン)FRBのパウエル議長は17日、連邦議会上院の銀行住宅都市委員…
  • 2018.07.17 更新報復関税めぐる警告とワールプールの減益IMFは16日、最新の経済見通しを公表しました。2018年と19年の世界経済見通しをともに3.9%とし、前回4月時点の予想を据え置きました。アメリカと中国の見通…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ